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2003年 3月 〜 弥生 の“たわごと”
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両親も、住んでいた家さえ、影も形もありません。 どこを歩いても、まるで見知らぬ人ばかり。 「なんと、竜宮城の三年は、この世の中では三百年にあたるのだ」 そう気がついて、太郎は途方に暮れてしまいました。 悲しみにうちひしがれた太郎は、竜宮城が恋しくなり、貰った玉手箱を開けてみました。 すると中から白い煙が立ちのぼり、 瞬く間に白髪の老人となってしまいました。 ************************** 物語はここで終わってしまうけれど、浦島太郎には続きがあるんだ。 彼はこう思いました。 「何故、こんな事になってしまったんだろう、何故、何もかも失ってしまったのだろう、 どうして やがてお腹が空いて、どうしようもなくなりました。 そして、自分で魚を捕り、食べたのです。 その時、彼は、自分が漁師だったことを思い出しました。 そうして、気がついたのです。 ユメカラサメテシマッタケレド、 ホンノスコシ、トシヲトッテシマッタケレド、 ダイジョウブ、 ジブンニハ、マダ、イキテイクチカラガ、ノコッテイルンダ、と。 そうして彼は、漁師をしながら、家を建て、家族をつくり、友達と笑い合いながら、 お日様の下で、生きていきました、とさ。 ...ちなみに、これは、私の勝手な...作り話。 でも、この話を聞いた友達は...こう言った。 「今度、過去の自分に「癒し」を送ってみようと思ってるんだ。 浦島太郎が玉手箱開けた後、 猟師やって、友達つくって、楽しい晩年を過ごしたとしたら... そしたら、箱を開けた時の絶望感は、柔らいでもいいじゃない? “そんなに絶望するな。未来は決して悪くはないよ。”みたいな。(^.^) 」 ...そうだね... あんなに悔しかったアナタも、こんなに泣いてばかりいるワタシも、 膝を抱えて、うずくまっている...ウラシマタロウも。 いつか、きっと。 |
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